ホーム普及啓発事業平成25年度実績

平成25年度実績

H25年4月29日春の田長谷観察会

 新宮市熊野川町などの山間部で市内外約25人が参加、緑豊かな自然を満喫しました。標高900㍍台の岩場ではアケボノツツジがピンク色の花を咲かせ、参加者は感激の声を上げていました。

 まず午前9時30分熊野川町の道の駅に集合し、小休止の後駐車場に移動し、出発前の説明及び主催者のあいさつが行われました。その後マイクロバスなどに分乗して田長谷林道を訳40分程上り、最初の観察地であるアケボノツツジなどのツツジ群生地入口に着きました。山に入る前に当財団の瀧野評議員からツツジを中心とした熊野地方の植物の解説の後、約10分の山歩きでアケボノツツジ群生地に到着しました。アケボノツツジは未だ3分咲き程度でしたが断崖絶壁にへばりつくように立つ黒づんだ木の上にピンク色の花が美しく咲いている様をみて参加者全員足をとめて感嘆の心もちでみとれていました。下山の途中、シャクナゲや若葉をつけたばかりのブナ大木(本州最南端のブナと思われる)をみながら、次の観察地へと移動した。もう一か所のアケボノツツジ群生地も林道から約15分程入山した崖地で、こちらも2~3分咲きでしたが皆さん十分に堪能した様子でした。

 ツツジ観察の後、昼食場所の地蔵茶屋に移動して約1時間の休憩をとり、また林道を30分程戻って複層林及び間伐搬出現場に到着しました。まず私から熊野の森林の概要と非皆伐及び複層林の説明、そして私どもの財団が推進しているこの方式が自然環境に大変よいことである解説をしました。続いて南評議員からは、熊野地方とりわけここ白見山系の昆虫を中心とした小動物の説明があり、参加者の多くが大変勉強になりましたとの感想を述べられました。

 小休憩の後、最後の観察地「森林自然公園」に移動して、熊野地方に残された貴重な森林であるモミヤツガの大木を中心とした自然状態の森林へと入って行きました。

 参加者のほとんどは普段みることのない200年~400年も生きてきたモミヤツガの大木を目のあたりにして、本来の熊野の森を肌で感じられたものと思います。途中モミの大木の元で、瀧野評議員からの興味深い植物のお話があって、参加者の皆さんからも多くの質問も出て大変有意義な時間を過ごしました。

 参加者全員よい天気に恵まれ、楽しい思いの中で惜しみながらも山を後にして林道を下ってゆき、元の駐車場に戻り最後の解散のあいさつをして、今日の自然観察会を無事終了しました。

 尚、今回の自然観察会は毎日新聞と紀南新聞に掲載されました。

 





H25年5月1日の森林自然公園見学会

平成25年5月1日(水)新宮市立熊野川中学校3年生5人と先生2人及び当財団評議員の南先生が、森林自然公園での学習会を開催しました。午前9時から入山し、木の名前当てや木の太さ当てクイズをしながらゆっくりと公園を散策しました。途中、南評議員から森に住む昆虫のお話しがあって楽しく聞きながら熊野の自然林を満喫しました。


 尾根筋にあるトガサワラの大木(樹齢300年以上)や下山途中にあるトチの大木(幹まわり5m以上)など熊野でもきわめて貴重な木を見学しながら一周して11時頃下山しました。

最後に記念撮影をして楽しい学習会を終了しました。




平成25年11月9日自然観察&間伐体験会

平成25119日(土)当公益財団法人主催による「秋の自然観察&間伐体験会」を開催しました。

 当財団が管理している白倉山林、平谷山林の2か所で観察&間伐体験を実施。市内を中心に一般公募16名とスタッフ等5名の総勢21名が参加し、色づき始めた景色を楽しみながら散策を楽しみました。

 当日は晴天のもと
930分に新宮市熊野川町田長の道の駅に集合。朝は肌寒くスタッフ、参加者の皆様も身体を丸めながら、全員揃うのを待ちました。

 全員集合後、鼻白バス停前の空き地に移動し、開催の挨拶、南、瀧野先生の紹介、スタッフの紹介、注意事項の説明を行いました。その後ワンボックスカーなどに分乗し、赤木地区から林道を15分程上り観察地である白倉山林入口まで移動しました。

 白倉山林に到着後、まずは記念撮影を行い、その後約10分の山歩きで大木がある白倉試験地№1の場所に到着しました。

 大木を観察しながら当財団の泉より植栽年や胸高直径、樹高などクイズ形式で森林の説明があり、参加者の皆様も普段目にしない200年生の杉の大木を前に感嘆の心持ちで説明に耳を傾けていました。

 更に奥に進み試験地場所がある№23へと散策を楽しみながら移動しました。散策中は南先生から昆虫を中心とした小動物の説明、瀧野先生からはユズリ葉、ムラサキシキブ、ホンザンショウなどの植物を中心としたユーモアを交えた説明があり、参加者の皆様からも多くの笑いと質問が飛び交い大変有意義な時間を過ごせました。また、大変勉強になりましたと多くの方々から感想をいただきました。№3試験地では、白倉山林最大の杉の前で、胸高直径138㎝、樹高52.0m、立木材積26.3㎥の巨大木の説明があって、皆さん感嘆の面持ちでしばしたたずんでいました。

 小休憩をはさみ、車が置いてある場所へと山を下り昼食時間を取りました。気温も上がり陽だまりの陽気が気持ち良い中、お弁当を食べ1時間の休憩後、次の間伐体験場所である平谷山林へと車を走らせました。途中、小口キャンプ場付近でトイレ休憩をはさみ、車で林道を上り間伐体験場所へと向かいました。

 到着後、泉から熊野の森林の概要と非皆伐及び複層林の説明、そして当財団が推進しているこの方式が自然環境に大変良い事である解説をしました。
 
 続いて、スタッフの大西から間伐の目的や重要性と体験の際の注意事項の説明を行い、参加者は当財団が用意したヘルメットをかぶり、のこぎりを腰につけて森の中へと移動しました。まずは大西が倒す方向の受け口や追い口、危険区域、安全区域の説明を交えながら実際に伐り、その後参加者の皆様にも体験していただきました。木が倒れる瞬間など多くの方から驚きの声が上がり、貴重な体験ができたと思います。

 良い天気に恵まれ、短い時間ではありましたが普段あまり目にしない大木や間伐体験など、楽しい思いの中で惜しみながらも山を後にし、元の集合場所へと車を走らせ閉会の挨拶を行い、今日の自然観察&間伐体験会を終了しました。

 尚、今回の自然観察&間伐体験会は紀南新聞に掲載されました。








親子、友達と絆深める~植樹事業~

平成26216日(日)、新宮警察署(服部哲也署長)と同署少年補導員連絡会(柳本利文会長)の主催と、公益財団法人熊野林業の共催により熊野川町赤木の山林で植樹事業を行いました。

 青少年健全育成活動の一環で、植樹を通じ森林の自然環境の大切さを知ってもらい、連帯感の育成を目的に2008年から行われていて、今回で5回目となります。

 午前9時、赤木事務所前の広場に集合しました。前日までの雪の影響で15日に予定していましたが、順延となったことから、100人程の参加予定でしたが、参加人数は減ってしまいました。子供達と保護者、スポーツ少年団関係者、新宮警察署員及び少年補導員など合わせて40人が参加しました。

 集合後、まず赤木事務所内にある森林展示館を見学して、当公益財団法人の取り組みと森林の大切さを学びました。その後、植樹会場まで森林の中を歩いて移動し、途中、今まで植樹したところを観ながら会場に着きました。
 
 まず植樹に先立ち同連絡会の柳本利文会長が「自然の大切さを肌で感じてほしい。交流によって規範意識を学び、子供同士で触れ合って下さい」とあいさつ。

 次に服部哲也署長のあいさつを西川昌弘課長が代読。「本日植樹する木の幹のように力強く育ってほしい。精いっぱい作業を楽しんで。学校、学年の違う子供達。地域の絆が希薄といわれる時代。親子、友達の絆を深め、熊野の自然の大切さを感じて」と呼び掛けました。

 続いて講師で熊野自然保護連絡協議会の瀧野秀二先生は「山で木を植えることは川や海を育てることに繋がる。昨今、人が山に行かなくなって山が荒れてきている」などと講話がありました。

 最後に当財団の専務理事である泉より「一本一本の木を植えるということは地球全体の自然環境を守る」とあいさつがあり、今回はウバメガシ、ヤマザクラなど10種類150本の苗木を植えることと、植樹方法及び諸注意の説明がありました。

 開会式が終わると、参加者は彫刻刀で木にかける名札を作成し、好きな苗木を選び、トンガを片手に植樹場所に移動。手分けして一本一本丁寧に苗を植えました。

 参加した子供からは「昨年も参加し、植えるのは難しいけど、無事に育っていると聞いて良かった」と笑顔で話をしてくれました。

 苗木を植えた後は、記念碑の周りを囲み記念撮影会を行いました。

 お昼も近づき、バーベキュー場所に移動。子供達もそして大人達も待ちに待った食事となり、豚汁や焼肉を食べながら、全員で交流を深めました。

 食事終了後、子供達にお菓子のプレゼントがあり、最後に子供達からのお礼の言葉をもって、今回の植樹事業を終了しました。

 延期の影響で参加者は少なくなりましたが、植樹を通じ親子、友達と絆を深めることができた貴重な一日となりました。

 なお今回の植樹祭は紀南新聞、熊野新聞に掲載されました。








 

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