平成26年2月16日(日)、新宮警察署(服部哲也署長)と同署少年補導員連絡会(柳本利文会長)の主催と、公益財団法人熊野林業の共催により熊野川町赤木の山林で植樹事業を行いました。
青少年健全育成活動の一環で、植樹を通じ森林の自然環境の大切さを知ってもらい、連帯感の育成を目的に2008年から行われていて、今回で5回目となります。
午前9時、赤木事務所前の広場に集合しました。前日までの雪の影響で15日に予定していましたが、順延となったことから、100人程の参加予定でしたが、参加人数は減ってしまいました。子供達と保護者、スポーツ少年団関係者、新宮警察署員及び少年補導員など合わせて40人が参加しました。
集合後、まず赤木事務所内にある森林展示館を見学して、当公益財団法人の取り組みと森林の大切さを学びました。その後、植樹会場まで森林の中を歩いて移動し、途中、今まで植樹したところを観ながら会場に着きました。
まず植樹に先立ち同連絡会の柳本利文会長が「自然の大切さを肌で感じてほしい。交流によって規範意識を学び、子供同士で触れ合って下さい」とあいさつ。
次に服部哲也署長のあいさつを西川昌弘課長が代読。「本日植樹する木の幹のように力強く育ってほしい。精いっぱい作業を楽しんで。学校、学年の違う子供達。地域の絆が希薄といわれる時代。親子、友達の絆を深め、熊野の自然の大切さを感じて」と呼び掛けました。
続いて講師で熊野自然保護連絡協議会の瀧野秀二先生は「山で木を植えることは川や海を育てることに繋がる。昨今、人が山に行かなくなって山が荒れてきている」などと講話がありました。
最後に当財団の専務理事である泉より「一本一本の木を植えるということは地球全体の自然環境を守る」とあいさつがあり、今回はウバメガシ、ヤマザクラなど10種類150本の苗木を植えることと、植樹方法及び諸注意の説明がありました。
開会式が終わると、参加者は彫刻刀で木にかける名札を作成し、好きな苗木を選び、トンガを片手に植樹場所に移動。手分けして一本一本丁寧に苗を植えました。
参加した子供からは「昨年も参加し、植えるのは難しいけど、無事に育っていると聞いて良かった」と笑顔で話をしてくれました。
苗木を植えた後は、記念碑の周りを囲み記念撮影会を行いました。
お昼も近づき、バーベキュー場所に移動。子供達もそして大人達も待ちに待った食事となり、豚汁や焼肉を食べながら、全員で交流を深めました。
食事終了後、子供達にお菓子のプレゼントがあり、最後に子供達からのお礼の言葉をもって、今回の植樹事業を終了しました。
延期の影響で参加者は少なくなりましたが、植樹を通じ親子、友達と絆を深めることができた貴重な一日となりました。
なお今回の植樹祭は紀南新聞、熊野新聞に掲載されました。