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平成30年度実績

平成30年5月4日 春の自然観察会

 平成30年5月4日(金)当公益財団法人主催による「春の自然観察会」を開催しました。

 当日は天気に恵まれ、参加者は春の陽気の中で和やかに自然観察を楽しまれました。

 午前9時30分に新宮市熊野川町田長道の駅にて、一般参加者16名とスタッフ5名と総計21名が集合しました。

 出発前に説明及び主催者の挨拶が行われ、その後マイクロバスなどに分乗して田長谷林道を約30分程上り、最初の観察地「森林自然公園」に移動しました。

 100年~200年生のモミやツガの大木と多種の広葉樹林の中を約30分程歩いて、尾根のトガサワラの大木(指定樹齢300年)の前で、休みながら楽しく植物の勉強をしました。また途中の道沿いにはシャクナゲが美しく咲いていました。

 次の観察地であるアケボノツツジなどのツツジ群生地入口に移動しました。

 約10分の山歩きでアケボノツツジ群生地に到着しましが、今年は気候のためか花の付き具合がまばらで、数本の木に花が咲いている状態でしたが、少ないながらも参加者は花を楽しむことができました。

 ツツジ観察の後、昼飯場所に移動して約1時間の休憩をとり、その後林道を戻り最初の集合場所へと帰りました。

 山を下った後に解散の挨拶をして、当日の自然観察会は無事に終了しました。

秋田県からの視察で田長谷自然公園を案内しました

 平成30年6月28日、秋田県から石沢財産区議会議員7名と由利本荘市職員1名が、当財団が管理する和歌山県新宮市田長の「田長谷自然公園」を視察に来られましたので、当財団の泉専務理事が現地を案内し、森林の施業や公園の整備・維持管理について説明を行いました。

 視察団の方々との意見交換では、次のような意見をいただきました。

 

  • シカ被害の多いことに驚いた。
  • 秋田はこの地方のように地形が急峻ではないので、まだ施業はしやすい。ただ冬は仕事ができない。
  • スギの値段は秋田も同じくらいである。
  • 搬出は架線は少なく、高性能林業機械などが主である。
  • 出材しやすいところが多いので、搬出経費は比較的安く済む。
  • 熊、鹿はいるが獣害はあまりない。猪は以前はいなかったが最近北上してきて出るようになった。

平成31年2月2日(土)の植樹活動

 平成31年2月2日(土)新宮警察署少年補導員連絡会の主催、当財団及び新宮警察署の後援による植樹活動「ふるさとすくすく森づくり」を実施しました。

 紀宝町浅里地区の㈱浦木林業所有地(土捨て場)の景観向上として、ヤマザクラ・イロハモミジ・ヤマボウシ・アカガシ・ウラジロガシの広葉樹5種類計50本を植樹しました。

 神倉少年野球クラブと蓬莱フレンズに所属する児童や保護者ら約60人が参加しました。

 植樹する木や植樹方法については、当財団事務局及び(株)浦木林業大西さんから説明を行いました。植樹については植樹する区画ごとに5グループになり、鍬で植穴を掘り苗木を植えた後に食害対策として防獣筒(ハイトシェルター)を設置しました。

 土捨て場であったことから地面が固く、植穴を掘るのに苦労しましたが、参加者の頑張りで無事に植樹作業を終えることができました。

 植樹後は「飛雪の滝キャンプ場」に移動し、テントサイトで昼食(おにぎり、豚汁)をとり、最後に主催者からの挨拶をもって閉会しました。

 

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